品質保証

品質保証と聞いて皆さんはどんなイメージをお持ちですか?

私は自社が提供する製品やサービスの品質について
“お客様に満足していただくために製品・サービス品質をつくり込む仕組み″や
″もし何かあってもきちんと対応する仕組みがありますよ″という
イメージを持っています。

品質保証の仕組みとして代表的なものにISO9001があります。
認証を取得し運用されている企業さまに質問です。
貴社の”品質”について具体的にどういったものか?が明確になっていますか?
何かあったときに”きちんと対応”といっても”どんな対応″が”きちんと″なのか
組織の全員が明確にご説明いただけますか?

これが明確になると仕組みづくりや運用がとてもやりやすくなると考えます。
もしも、仕組みづくりでご苦労されたり、運用が大変だとお感じでしたら、自社の品質について皆さんで見直しをしてみてはいかがでしょうか?

企業様への支援の中で常に感じることがあります。
これは品質保証の仕組みづくりはジグソーパズルに似ているということです。
要求事項に対する答えは、自社の仕組みの中にあるのです。
コツコツ積み上げれば必ず完成します。

少し時間はかかってもその答えを見つけることが結果として運用しやすい仕組みづくりの方法だと思います。
そして、何よりお客様にご満足いただける品質の製品やサービスを自信をもってつくることができる仕組みになります。

うまくいかないと感じたら、自社の品質の定義を今一度見直してみてください。
常に同じでも、昨年、先月、昨日と変わってもいいんです。
大事なことは今現在の組織運営の方針に対して適切で矛盾がないことです。

まずは、しっかり現状とあるべき姿を明確にしてください。
それを組織の全員で共有してください。
やるべきことの計画を立てて、やってみて、振り返って、問題があれば修正して次の計画にフィードバックしながらアップデートしてください。

まずはやってみることが第一歩です。
スモールスタート、スピードスタートで。

2022年7月3日 更新