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花の咲くころ

我が家のクリスマスローズは毎年バレンタインのころに沢山の花を咲かせてくれていたのですが、今年は一輪も咲きませんでした。そう思いながらホワイトデーが過ぎたころです。

その代わりというわけではないのでしょうが、今ベランダのストックがきれいに咲いております。桃には花芽がついて、水仙も香っています。その横でクレマチスも新芽をグングン伸ばしています。

クレマチスは10年以上育てている大きな鉢植えだったのですが、台風の時に大変なので、株分けをしました。ふた鉢とも元気に新芽を出してくれてよかったです。

部屋の中では、昨年いただいたデンドロビュームにふっくらとしたふくよかな花芽がついています。

花が開くにはもう少し時間がかかりそうですが、この陽気だと近いうちに鮮やかな花を咲かせてくれると思います。

いただいた時のデンドロビュームはびっしりと花がついており長い期間、目を楽しませてくれました。蘭は育てることが難しいと思っていたのですが、枯らしてしまうにはかわいそうと思い、ひとまず水をやっておりました。するとわきから高芽がどんどん出てきます。

秋ごろには高芽を切り取り新しい鉢に植えつけを行いました。

ベランダに出し、水やりをし、肥料もあげました。

花芽をつけるには適度に寒さにあてることも必要ということを年末ごろに知ったので、もしかすると花は咲かないかも?と思っておりました。

沢山の花のつぼみは思いがけないご褒美をいただいた気分です。

花は咲けと言われなくても時が来れば綺麗な花を咲かせます。

私たちの為に咲くわけではないのですが、毎年花が咲き、わたくしたちの目を、鼻を楽しませてくれます。

熱くないように、寒くないように、水と肥料はきらさずに、でもやり過ぎないように。

朝はおはようと言いながら、病気になっていないかと観察します。
花の季節になれば、つぼみがつき、ふくらみ、花を咲かせます。
毎日お世話ありがとう!と言わんばかりに、咲いてくれます。

植物に限らず生き物を育てることは、人を育てることに似ていると感じます。

職場では、作業環境や周りの人員配置は適切か?と注意を払います。

花であれば土です。どんなに水を与え、良い肥料を与えたところで、土が悪ければ元もこうもありません。

日々のOJTは適切に行われているか?

花であれば水です。どんなに良い土で育てても水をやらなければ、花はすぐに枯れてしまいます。

OJTだけでは十分ではない内容について、社外研修の手配をしたり、社内教育を計画します。

花でいうところの肥料です。多すぎれば毒になりますが、まったく与えないと成長や花ツキが悪くなってしまいます。

挨拶の様子を観察し昼食を一緒に食べながら変化がないか観察します。

元気がなければ声をかけ、その時に必要な言葉をかけ、話を聴きます。

花をめでる行為です。かわいいね~。綺麗だね~。お水あげようねと話しかけながら花の声を聴きます。花でもよくない言葉を浴びせ続けると枯れてしまうと言います。

人であればなおさらではないでしょうか、と考えます。

すると、今までできなかったことが少しずつできるようになり、ある日、思いもしないアイディアや意見を発信してくれます。

それまでにない素晴らしい、製品をつくってくれます。

毎年、少しずつ大きな株となり、大きな花を咲かせてくれます。
株分けによって、一鉢がふた鉢に、ふた鉢は四鉢へと倍々に増えていきます。
人も花も育つ姿を見守ることは微笑ましいことです。

ベランダも組織もどんどん華やかに、にぎやかになっていく様子を見ることは本当に微笑ましく、喜ばしいものでございます。

今朝、デンドロビュームの花が開いておりました。
本当にかわいい花が咲きました。

2023年3月17日